低温要求時間・耐寒性を考える




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自称「ブルーベリー栽培マイスター」
PC・カメラ・バイクなどメカ的グッズが大好き。
日本酒とワインをこよなく愛する。
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せらす

冬季における重要なこと

品種ごとのパラメータについて考えてきましたが
今回は低温要求時間と耐寒性について。

ブルーベリーは落葉後、休眠状態になります。
ですが落葉樹は春に発芽するためには休眠期間が一定以上必要です。

休眠時間が足りないと

・開花、発芽しない
・開花時期が揃わない
・発芽後の生育不良が起こる

と、色々問題が起こるのですが・・・。

広島県平野部にある「せらす果樹園」では発生した事はありません。
(参考までに当農園の最も長時間、低温要求時間が必要な品種で1000時間程度です)

ですが鹿児島のブルーベリー仲間などは
一部の品種で生育不良に陥った等の報告を聞いております。
(こちらは600時間程度の品種)

実際の低温要求時間については
例えば、大関ナーセリーさんの品種カタログを見ると
「●●●時間以上」などの記載がされています。

落葉後、休眠期に入って低温要求時間にカウントされるのは
7.2度以下とされていますが
様々な論文や報告から察するに
10度前後でもカウントされるようです。

個人的な経験で言えば、
冬季に霜・雪が降る地域であれば大部分のブルーベリーが栽培できる
と思っています。

冬季の耐寒性より春先の心配を

耐寒性自体は冬季に-30度とかになる地域でなければ
特に問題になるファクターではないのですが・・・。

皆様に注意して頂きたいのは遅霜(春先の霜)です。
春先の霜はつぼみに大きな影響をもたらします。

たまたま春にみぞれが降ったり、
たまたま寒気が入って霜がおりた。

たった一晩のみぞれや霜で
今年の果実が全滅・・・という事態も
この業界では珍しくありません。

こういった事態を防ぐためには
極早生の品種を選ばない
という事が重要です。

極早生の品種は収穫時期が早いですが
それに比例して開花時期も早くなります。

低緯度地域であれば極早生は5月の終わりには
収穫できるというメリットがありますが

みぞれや遅霜の発生の懸念がある地域では
これらの品種は避けるべきです。

今回のキーワード

・ブルーベリーの栽培には低温期間が一定以上必要!
・霜、雪が降る地域であれば大部分のブルーベリーが栽培できる!
・春先の寒波に注意!極早生の品種を選ばない!




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