せらす果樹園通信 Vol.29 気温の推移と他の植物からヒントを得る




どうも、せらすです。

だいぶ暖かくなってきましたね。先日は気温22度ぐらいを観測していました。
ロガーで計測した過去3日分の正時毎の気温データです。

3/4の最高気温は22.5度(もちろん風通しの良い日陰です)
かと思えばその前日の3/3の明け方は氷点下(-0.3度)になっていたりして三寒四温の時期という事でしょうか。
ブルーベリー達も大変そうです。

こんな風に言ってますが、平均気温で言うと3/3は6.7度、3/4は11.4度となっています。
これだけを見ると意外と違和感なく見れてしまいます。
平均だけではMAX-MINの差は推し量れないので、データは色んな方向から見なくてはいけませんね。

さて、ブルーベリーはと言うと

サファイアの花芽が展開しはじめました。
今年も定点観測をやっていますが、去年と同時期の記録からすると今年の開花時期は去年と同程度か、少し早いぐらいの進行具合になりそう?

こちらはサウスムーン。

先日公開した定点観測動画では「ほとんどのブルーベリーは葉芽に比べて花芽の動きが先行します」などと書いておりますが、せらす果樹園での唯一の例外はサウスムーンです。
サウスムーンは花芽の成長と同時期に葉芽も動きはじめます。

経験的には品種に関わらず、
・花芽を多く取り除いている
・苗が小さい
・根に異常がある
などの状態では葉芽が早く動き始めるような気がしています。

たくさん植えてあるなかで1本だけ例年と違っていたり、同じ品種を植えているのに1本だけ生育サイクルが違う場合は、何かしらのサインを発している場合もあります。
注意深く観察してあげてください。

こちらはタネツケクサ(3/4撮影)
昨年の記録では3/14に咲いているのを見つけています。
気温の推移の予測はやっぱり例年並みか、少し早いぐらいでしょうか。

ちなみになんで雑草の開花時期をいちいち載せているの?という話ですが・・・。

どんな書籍やWebを読んでもブルーベリー栽培の管理栽培は「○月に××を与える~」などと割と大雑把にしか書かれていません。
もちろんそれはハズレではないのですが、桜前線の北上も1ヶ月かかるように、ブルーベリーもたくさんの品種と様々な栽培環境がありますので「○月に××を与える~」というのは必ずしもベストなタイミングとは言えません。
私はそんな曖昧なタイミングではなく「管理作業は一番効果が高い時期にピンポイントで行うべき」だと思っています。

この時期のブルーベリーにはほとんど動きがなく、ピンポイントでそのタイミングを計るのは非常にシビアです。
ほとんど動きの読めないブルーベリーだけを見ていては、管理作業の効果が薄くなったり、後手になったり、最悪は見誤ってしまいます。
ですので、特にこの時期は「温度の推移」や「他の植物の生育サイクル」を見て、そのタイミングを判断することが非常に重要だと思っています。

それでは今日はこの辺で。

バイバイ!




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