せらす果樹園通信 Vol.24 剪定の注意点とブルーベリー特性「開帳性&直立性」について




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自称「ブルーベリー栽培マイスター」
PC・カメラ・バイクなどメカ的グッズが大好き。
日本酒とワインをこよなく愛する。
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せらす

こんにちは、せらすです。

年の瀬も迫ってきましたね。
私は毎日剪定に追われています。
年を明けてからもしばらく続く予定です。

剪定はブルーベリーの他の栽培管理とは違って
まとめてたくさんの作業をすることができません。
なぜなら、剪定を続けていると「握力」だけがなくなってしまうからです。

だましだまし作業しても成木なら15~20本ぐらいやると腕がパンパンになります。
(私は成木1本の剪定に10分前後かかります。1時間で5本。20本だと4時間ですね)

無理すると腱鞘炎になったりもします。
私も以前なりましたが、腱鞘炎ってなかなか完治しないんですよね。
ズルズル長引く上にクセになります。

これを防止する方法は、いっぺんにまとめて剪定作業しない事。
これに尽きます。

そうは言っても時間の都合でまとめてやらないといけない事もあるかと思います。
腱鞘炎などの手への負担を抑えるにはどうしたらいいのでしょうか?

まず、ハード面では緩衝装置(ダンパー)付きの剪定バサミを使うこと。
そしてクッション性が高いグローブを使うのも効果があります。
(操作性は低下しますが)
ソフト面で言えば、太い枝は剪定バサミではなくノコギリを使うこと。
そして剪定バサミで枝を切るときも、折るよう力をかけながら剪定すること。

これらの事に気をつけると、手へのダメージも結構変わってくると思います。
皆様も是非お試しください。

ちなみに私は太い枝は「Silky POCKET BOY 130」
中ほどの枝は「飛庄 剪定ばさみ 飛竜型」(ダンパー付き)
細い枝は「播州 一刀流 B型剪定鋏 145mm」を使っています。

グローブは「M-TECHグローブ」ですね。
これらはギアレビューのコーナーでも紹介していますので
もしよかったらご覧ください。

 

さて。

ブルーベリーの品種特性の中に「開帳性」「直立性」「中性」というものがあります。
これらはブルーベリーの枝の伸展特性を表しているのですが
ブルーベリー栽培にはどちらがいいのでしょうか?

まず結論から言いますと、せらす果樹園的には「開帳性」品種がおすすめです。
ブルーベリーは植物なので必ず成長していくのですが
防鳥ネットの中で栽培していると、必ず天井の高さを考慮しなくてはいけません。
今年の剪定した枝の中には2m近いサッカーやシュートがありました。
こうした枝は「直立性」の品種に顕著に発生します。

更に「直立性」品種はシュートやサッカーが密集する傾向があります。
せらす果樹園では成木は主枝6~8本仕立てで栽培しています。
そして古くなった主枝は順次切り落として、新しい主枝と交換していきます。
この流れの中で密集してしまったサッカーやシュートは
無駄になりやすく、主枝の更新がやりにくくなってしまいます。
ある程度、間隔があったほうが6~8本の主枝をまんべんなく配置できるというわけです。

更に言えば「直立性」の品種ではブルーベリーの頂芽優勢の法則に従って
てっぺんの果実が大きく美味しくなりやすいです。
1本の枝が高く伸びてしまうとてっぺんの枝ばかり肥大してしまい
サイズや味がばらつきやすくなります。

ちなみに毎年剪定をしていて「剪定がやりにくいなぁ・・・」と思う品種は「直立性」の品種が多いです。
具体的に言えばレガシーやディライトなどですね。
枝が上に上に伸びようとするので仕立てが難しく、果実のサイズや味がバラつきます。

とはいえ「開帳性」品種が絶対に良いのか?といえば100%そういうわけではありません。
「直立性」品種に比べて「開帳性」品種は枝が柔らかいので使えない徒長枝が多く発生したり
横に大きくなりすぎて、なかなか背が高くならなかったり
(あまり背が低いと作業効率がよくありません)
無駄に場所ばかりとってしまう場合もあります。

というわけで、せらす果樹園的には「開帳性」品種がおすすめだけど
デメリットもあるよ、というお話でした。

 

それでは今日はこの辺で。

バイバイ!




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