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ブルーベリーの品種系統を知ろう!
ご存知にようにブルーベリーには
大きくわけて4つの品種系統があります。
(ワイルドブルーベリーは栽培品種とは言わないようです)
・ノーザンハイブッシュ
・サザンハイブッシュ
・ハーフハイブッシュ
・ラビットアイ
それぞれの特徴を説明していきますと
ごちゃごちゃしますし、
詳しく知りたい方は専門書を読まれたほうが
間違いがないと思います。
そこで、せらす流の品種の選び方ですが
①ポット栽培ではラビットアイは選ばない
②露地栽培ではノーザンハイブッシュを選ばない
③ハーフハイブッシュはそもそも栽培しない
この3点です。簡単ですね。
それぞれ説明します。
ポット栽培ではラビットアイは選ばない
ラビットアイは樹が大きく高くなります。
ポット栽培は樹が大きくなる度に鉢増ししていくわけですが
植えて3年後には10号鉢、5年後には45cmナーセリーポットに。
そしてもっと大きくなります。
ポット栽培の最大のメリットは可搬性なのですが
45cmナーセリーポットでさえ、植えた状態であれば
重さは20kgを超えるはずです。
60cmのナーセリーポットに植えた場合、
大人一人では移動できません。
置きっぱなしになるようであれば
完全にポット栽培のメリットはありませんね。
(そもそもそこに植えるべき)
またラビットアイは水分要求量が多いです。
梅雨明け~盆過ぎまで朝と夕、1日2回水遣りをしていても
水分不足のサインを出してきます。
以上の事から、ポット栽培にラビットアイは完全に向いていません。
露地栽培ではノーザンハイブッシュを選ばない
次に露地栽培のノーザンハイブッシュについてですが
当地、広島では露地では上手く生育しません。
かなり気を使って土壌改良をしたのですが
毎年、夏から秋にかけて数本枯れこんでいきます。
暑さや土壌環境に敏感なのでしょう。
もちろん、色々対策はできると思うのですが・・・。
一応、広島の平野部においてきちんと生育している
ノーザンハイブッシュとしましては
チャンドラー・オザークブルー・ブルーレカがあります。
エリザベス・ブリジッタもそこそこ育ちますが
突然死があります。他は全然ダメですね。
そもそもノーザンハイブッシュは寒冷地向けの品種群ですから
広島で苦労して育てる必要はありません。
収穫期間もサザンハイブッシュ→ラビットアイで
シーズンをほとんどカバーできます。
果実の味も魅力的なものは(個人的に)ありません。
ハーフハイブッシュはそもそも栽培しない
最後にハーフハイブッシュですが
これは観賞用途、コレクション品種ですね。
営利目的や、ブルーベリーの収穫目的で
広島でハーフハイブッシュを積極的に栽培する理由は見当たりません。
今回のキーワード
・栽培ブルーベリーには4品種系統ある!
・栽培形態で最適な品種系統は異なる!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
①ポット栽培ではラビットアイは選ばない
②露地栽培ではノーザンハイブッシュを選ばない
③ハーフハイブッシュはそもそも栽培しない
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