せらす果樹園通信 Vol.22 おすすめ品種お問い合わせの雑感




こんにちは、せらすです。

 

ツイでも報告させて頂きましたが
先日、ラジオの取材を受けまして

せらす果樹園の宣伝をする事ができました。

FM東広島の方、ありがとうございました。

 

で、その中でも少し喋ったのですが
現在、入手できるブルーベリーって200品種ぐらいあるんですね。

以前の記事でも書きましたが
近所のホムセンですぐに買えるブルーベリーは50品種ぐらいあります。
さらに、毎年新品種が数十種類も発表されています。

 

こんな状況ですからユーザーの方はとても迷うわけですね。

数百品種あるブルーベリー品種の中から
お住まいの地域の気候や栽培スタイル、味の好みやサイズまで評価していくと
自分に合ったブルーベリー品種を見つけるのは至難の業です。

 

で、色んな方によく聞かれるんですが
(お問い合わせからも頂きました)

「どんな品種がいいんですか?」

 

私もプロの農家として営利栽培をしていて、
それ以前にも、趣味のレベルですが様々な品種を栽培してきたので
なんとなくはお答えできるのですが
はっきりとお答えする事はできません。

 

ブルーベリー栽培には3つの柱というものがありまして
(私が勝手に決めたものです)
上手く栽培するには全ての要素をバランスよく満たす必要があります。
その3つの柱とは。

  • 品種
  • 風土(気候・土壌)
  • 栽培技術

の3つです。

品種というのはあくまで要素の一つにしか過ぎませんし、
風土が変れば最適な品種も変ってきます。
栽培技術があれば色んな品種も栽培できます。

「どんな品種がいいんですか?」と聞かれた時に
私には質問された方の住んでいる風土や栽培技術が分からないので
はっきり答える事ができません。

 

 

結局、何が言いたいかと言いますと

「ブルーベリー栽培は品種ありきではない」という事です。

あなたにとって最適なブルーベリーを探すには
品種の吟味はもちろんですが
地域の風土や栽培技術をよく見つめてみる事をおすすめします。

言い換えれば、自分の体格も分からないのに
似合う服を探している状況に似ています。

紙や電子カタログから服を買う人は
ご自分の体格を把握した上で購入しますよね?

ブルーベリーのカタログを見て
一体何を吟味して購入を決断しますか?

とはいえ、お金と時間がたくさんあって趣味の範囲であれば
闇雲に買っても何の問題もないのですけどね・・・。

 

個人的には・・・
聞かれたら、責任持って発言したいので
質問された方の風土や栽培技術も知りたいのですが
ほとんどの方がご自身の風土や技術をご存知ないので
回答するにも辛い立場です。

(まぁ知ってる方はそもそも聞いてこないかもしれませんが・・・)

というわけでちょっと短いですが
ラジオ取材やお問い合わせから感じた最近の雑感でした。

 

それでは今日はこの辺で。

バイバイ!

 




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