こんにちは、せらすです。
ホームセンターに行ったらブルーベリーの苗がたくさん売っていますね。
私も10年近く前、衝動買い(えw)でポット栽培からはじめました。
しかし、家に持ち帰っていざ植えようと思ったら資材がない、道具もない。
何度もホームセンター往復して資材・道具を揃えた記憶があります。
そこで今日は「全く家庭菜園もガーデニングもやったことない!」っという方のために
ブルーベリー栽培をはじめるには、どのような用品がいるのか?いくらかかるのか?という事を調べてみました。
はじめに
「庭の片隅にできるだけコンパクトに栽培できる、サザンハイブッシュをポットで育てる!」
というコンセプトで話を進めていきます。
「全くの園芸初心者」向けに必要な資材や道具をピックアップしましたので
お持ちの用品がありましたらそこは飛ばしてください。
今回選んだサザンハイブッシュは、以前紹介した記事の中の
「オニール × シャープブルー」という組み合わせです。
この2品種が売っているのは「DAIKI 土与丸店」でしたので、用品の金額もそちら算出しています。
参考記事→家庭菜園でのブルーベリー栽培。品種はどれを選ぶべき? |
店内撮影禁止の為、一部の商品写真は手持ちのモノで代用しています。
ご了承くださいませ。
ブルーベリーを栽培するために用意すべきモノ
それでは列挙していきます。
必要なもの
- ブルーベリー苗×2
- 6号鉢×2
- ピートモス5L以上
- 鹿沼土1.5L以上
- 剪定バサミ
- バーク
あった方がいいけど無くてもなんとかなるもの
- タライ
- バケツ
- グローブ
- 移植ゴテ
以上の10点になります。
合計で7470円(税抜)でした。税込み8000円ぐらいでしょうか。
ブルーベリー栽培を始める方はこれぐらいの費用が必要、と思って頂ければいいと思います!
各用品の説明
※値段は全て税抜きです
ブルーベリー苗・・・2つで776円
こちらのホームセンターではポリポットに入った2年生苗は全て388円で売っていました。
以前の記事で何度か書きましたが、できるだけ「今年度入荷した2年生苗」を選ぶようにしてください。
6号鉢・・・2つで196円
今回は安価で手に入れやすいスリットポットを選びました。
品番はCSM-180になります。
こちらの鉢の容量は約2.5Lなので2つで約5Lの用土が必要になります。
もしスリットポットが無ければ「水はけのいい・黒色じゃない鉢」を選んでください。
ピートモス5L・・・298円
必ず「未調整」と書かれたものを購入してください。
調整済みのモノはphが高くブルーベリーの用土には向きません。
今回は全部で5Lの用土が必要なのでピートモスは3.5Lでいいのですが、丁度良い量で売っていませんでした。
鹿沼土5L・・・298円
「粒の大きさ別」で3種類くらい売っていますが、基本は中粒でOKです。
ピートモスもそうですが、重要なのは「手に入りやすいか」という事です。
毎年「用土」が変わっていては不調に陥った時に原因がわかりません。
こちらもピートモスと同じく1.5Lでいいのですが、丁度いい量がなかったので5Lの値段で計算してあります。
剪定ばさみ・・・2980円
今回選んだ用品で一番高いのが剪定ばさみです。
正直に言うと、ステンレス製で錆びにくく安価な剪定ばさみもあるのですが、
「長年使えるイイモノ」という基準で岡恒の180mm剪定ばさみにしました。
ブルーベリー栽培で剪定ばさみは使用する頻度が高いので、必ず用意して頂きたいと思います。
(最悪、岡恒でなくても構いません)
バーク2L・・・348円
必須ではないのですが初心者向け、という事で必要な用品に入れました。
私は「杉のバーク」が安価で大量に手に入るのですが、都会に住んでおられる方は園芸用品の入手先がホームセンターに限られると思います。
今回はバークチップとして売られている商品を選びました。
表面に敷くだけなので2Lもあれば十分です。
今回使用する6号鉢であれば2~3cm敷き詰めてください。
Sサイズを選んでいますが個人的にはもっと細かくていいと思います。
こちらのバークは大きいもので直径2cm程度なのですが、これでは粒が大きすぎて根域を増やす用途はあまり期待できません。
保湿や地温維持用のグランドカバーとしての役目になります。
杉のバークチップが手に入れば文句ありません。
(腐食しにくく、目が細かく、根域確保にもグランドカバーになる)
私は必要があれば、パルプ工場や材木屋から入手しています。
お近くにあれば聞いてみてください。
タライ・・・1580円
用土を混ぜるのに必要です。今回はトンボ社製 角型80Lを選びました。
今回のような2年生苗の植え付けであれば、もっと小さくてもいいのですが
順調に行くと3年後は10号鉢になります。
この場合、2鉢で30L近くの用土を作らないといけません。
ですのである程度、大きめなモノを選んでください。
用土作りの際は水を扱いますので底に栓が付いているのがおすすめです。
バケツ・・・398円
以前、動画で紹介しましたが計量目盛り付きが便利です。
用土はすべて「L:リッター」で計算しますので容積を量れないと用土作りが適当になってしまいます。
既に家庭内でバケツをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、ぜひ園芸用のバケツを購入してください。
グローブ・・・298円
手を汚さず、ケガを防止するためにグローブの購入もおすすめします。
園芸用品売り場のグローブは割高な感じがします。ですので私は作業用グローブを使っています。
ちなみに手のひら部分が「天然ゴム製」と「ニトリル製」の2種類あります。
どちらでも構わないのですが濡れても滑りにくいのが「ニトリル製」だと考えてください。
「ニトリル製」が少し(100~200円ぐらい)高いです。耐久性はあまり変わらない印象です。
移植ゴテ・・・298円
用土を混ぜたり、鉢に土を運んだりします。
出番は少ないです(露地植えは特に)。私もあまりこだわっていません。
無いと困るので一応持っていますが、安いもので構わないと思います。
ちなみに
今回挙げた用品の中でも毎年必要なモノや、消耗品もあります。
特に「用土」はポット栽培では10号鉢を超えるまでは、毎年植え替えがあると思ってください。
ですので鉢・ピートモス・鹿沼土・バークチップは毎年購入する必要があります。
他にもグローブは消耗品ですね。剪定ばさみもメンテナンスに椿油などを使います。
これらの植え替えの手間・毎年かかる費用はブルーベリー栽培をするなら必要なモノになってきます。
ある程度のお金と時間は覚悟しておいてください。
最後に
いかがでしたか?
「初心者向け」と言っておきながら、初期費用8000円とか割とシビアな値段になってしまいましたね。
しかし、「ブルーベリー栽培は簡単!誰でもできる!庭先でおk!」としか書かれていないような謳い文句は個人的には逆に不親切だと思っています。
実際のところ、枯らしてしまったり満足に収穫までいかない人は、こういった言葉を鵜呑みにしてしまって「必要な知識も道具もないまま、ブルーベリー栽培を始めてしまった」のではないでしょうか?
費用はともかく、ガーデニングや家庭菜園は手間を楽しむものだと思っていますので、必要な費用をしっかり吟味した上で、手間を楽しんで頂ければ幸いです。
と、いうわけで今回はブルーベリー栽培をはじめるために必要な費用のお話でした。
それでは今日はこの辺で!
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