どうもこんにちは、せらすです。
広島は昨夜から雨が降っています。
皆様は雨の日にブルーベリーを観察した事がありますか?
今日はその辺を記事にしてみたいと思います。
ちょっと泣いてくる・・・。
開花時期の雨
なぜ雨の日にブルーベリーを観察するのでしょうか?
雨はただブルーベリーに水分を補給するだけではありません。
雨はブルーベリーの生育サイクルにも影響を与えます。
特に開花時期においてはそれが顕著です。
ブルーベリーの開花時期を左右するのは
- 品種特性
- 温度
- 雨の日数
と、私は考えています。
雨の日にブルーベリーを観察するとよく分かるのですが、訪花昆虫が全く訪れません。
(飛翔昆虫は、雨や強い風の時は飛べません)
その事をブルーベリーも察してか、「雨の日は開花をほとんど進行させない」ようです。
ですので、開花時期を例年と比べる場合は「春先の雨の日数」も吟味したほうが、
より正確に判断できると思います。
それに雨の日の観察は、見た目にも美しいブルーベリーの姿を見ることができます。
また、雨が及ぼす影響は開花時期だけではありません。
収穫期にも影響を与えます。
雨が収穫に及ぼす影響。それはまた収穫期頃にお話しますね。
ブルーベリーの状況
さて、ブルーベリーの開花状況はどうなのでしょう?
今日はほとんど開花が進行してませんので、昨日までの様子をご紹介します。
ブライトウェル
4/10に開花を確認。昨年の開花が4/9でしたから1日遅れという事になります。
ブライトウェルの開花時期は例年並みと言えるでしょう。
ブライトウェルはせらす果樹園の基準木として扱っています。
ブライトウェルが毎年どれくらい遅いか早いか。
そして他の品種はブライトウェルと比べてどうなのか。
そういった相関をとることで全体の進行具合を確認することができます。
開花時期の予想は、「施肥の時期」や「調子の判断」に役立ちます。
他の品種は?
他に新たに開花したものはありませんが、スター・レガシーの開花量が2割を超えました。
開花はじまり宣言とさせていただきます。
昆虫もいました
ミレニアの花冠をうろつくハナグモ。
巣を作らずに、待ち伏せ・徘徊によって捕食するタイプのクモです。
昆虫は受粉を助けてくれるだけではありません。
ハナグモはブルーベリーの害虫を捕食する益虫でもあります。
このような昆虫が住みやすい環境を構築することも、ブルーベリーを栽培する助けになります。
ちなみにクモ全般に言える事ですが、訪花昆虫の中でもハエ・アブなどは捕食しますが、
ハチやアリはあまり食べないようです。
いつもの表
咲き始め (一番花) |
開花時期 始まり |
開花時期 終わり |
|
サファイア | 3/24 | 3/27 | |
ミレニア | 3/25 | 4/4 | |
スター | ↑ | 4/10 | |
レガシー | ↑ | ↑ | |
ニューハノーバー | 4/3 | ||
ベッキーブルー | 4/6 | ||
ブリジッタ | ↑ | ||
サウスムーン | ↑ | ||
エメラルド | 4/9 | ||
クライマックス | ↑ | ||
ブライトウェル | 4/10 | ||
ホトケノザ 3/14 タネツケクサ 3/14 ツクシ 3/21 オオイヌノフグリ 3/25 ムラサキサギゴケ 3/27 タンポポ 3/29 ヘビイチゴ 3/30 ノミノフスマ 330 カラスノエンドウ 3/30 スミレ(白)4/9 |
(2017年 広島県平野部において)
最後に
今日は開花時期における雨の日のブルーベリーについて記事にしてみました。
雨の日にお世話するのは面倒!って思われるかもしれません。
ですがブルーベリーを上手に栽培していく上では、雨という要素を考えないわけにはいきません。
お世話はしなくてもいいので、観察だけを始めてみてはいかがでしょうか?
それでは今日はこの辺で。
バイバイ!