こんにちは、せらすです。
世間ではGWとかいう連休の真っ只中ですが皆様いかがお過ごしですか?
もちろん、せらすさんは農作業に明け暮れております。個人的にはどこに行っても人が多い連休は苦手です。
こんな時期は畑でマッタリと作業するのが好きなので仕事以外の予定は入れてません。
(暇人の負け惜しみですが)
さて、開花も終盤に入ってまいりました。開花の事は散々記事にしてきましたので今回は割愛。
今日は最近やってた別の作業を紹介しようと思います。
ブルーベリー5本分だけを覆う小型の防鳥ネットを作っておりました。
5本分なので、幅2.5m×長さ11m×高さ2mと比較的小型な防鳥ネット棚になっています。
ちなみにブルーベリーは2m置きに植えています。
かかった費用
名称 | 単価 | 個数 | 小計 | 購入先 |
単管パイプ(四隅:3.0m) | 1250 | 4 | 5000 | コメリ |
単管パイプ(2.5m) | 1080 | 4 | 4320 | コメリ |
防獣杭(10本) | 2394 | 1 | 2394 | コメリ |
スチールフェンス(1m×30m) | 4400 | 1 | 4400 | ナフコ |
単管キャップ | 310 | 8 | 2410 | 楽天市場 |
防風ネット(4mm目 2m×50m) | 6942 | 1 | 6942 | Amazon |
ステンレスキーリング(100個) | 470 | 2 | 940 | Amazon |
エスター線(#12:1000m) | 6642 | 1 | 6642 | オーシャン貿易 |
リングクランプ | 520 | 2 | 1040 | 楽天市場 |
小物類(結束バンド・針金など) | 1000 | 1 | 1000 | コメリ |
合計 | 35088 |
※スマホは横スクロールできます。
購入品リストは全て新品の値段ですが、スチールフェンスや防風ネット、特にエスター線などは余ります。
今回の小型防鳥ネット棚ではエスター線は50m程度しか使っていないと思います。私は過去に防鳥ネットを作成した余剰分を使いましたので、ここまで費用はかかっていません。
そして単管キャップやキーリング、エスター線などはこのように使っています。
防獣杭やスチールフェンスは陸生の害獣(タヌキやイタチ等)がいない限りは不要かなと思います。
せらす果樹園ではタヌキが出没しますので渋々スチールフェンスを設置しました。
最終的には天井にもネットをかけるのでもう少し費用はかさみます。
このサイズで3~4万円前後と言ったところでしょうか。工夫すれば3万円切るぐらいまでいけるかもしれません。とはいえ、趣味でやるには高額な気がしますね。私は生活かかってますのでやらざるを得ません。
さて、この防鳥ネットを作っていく時にコツと言いますか、ちょっとした注意事項がありますのでそちらも紹介しておきます。
四隅の単管パイプの設置
長辺10m程度の防鳥ネットなので、単管パイプを結ぶ案内線にかかる負荷はそこまで強くありません。
しかし四隅の単管パイプはちゃんと穴を掘って設置することをおすすめします。
これをやっておかないと案内線をしっかりと張る事ができません。引っ張ったら引っ張っただけ倒れていき、防鳥棚が上すぼみの格好になります。単管パイプ自体もしなりますので、余計にでも上すぼみになってしまいます。
ですので、ちゃんと掘って埋設することをおすすめします。私は重機で1m掘りました。
中間にあるパイプはほぼ垂直荷重しか支えませんので叩き込むだけでOKです。
(強風があたる面は別途、筋交いなどをして補強してください)
しっかり張りすぎるのも問題なのですが(下記:ピン張りにこだわならいの項目を参照)、ユルユルだと風による影響が大きくなったり、設計した寸法通りにならないなどの問題もあります。
エスター線と防風ネットの接続
エスター線(案内線)と防風ネットを繋ぐキーリングですが、必ず防風ネットの力糸だけに通すようにしてください。
※iphone画質なので若干荒いのはご容赦ください。
キーリングを防風ネットの本体(写真では白い網)にかけてしまうと強風で防風ネットが裂けてしまいます。
力糸を若干引っ張りだして、キーリングが防風ネットの網にかからないように取り付けてください。
(もちろん、台風とか竜巻とか来たら裂けてしまうかもしれませんのでご了承ください)
ちなみにキーリングは25cm間隔で取り付けています。
ピン張りにこだわらない
案内線はピン張り(たるみなく引っ張る事)にする必要はありません。
写真でもわかるように、単管パイプと単管パイプの間のエスター線が若干垂れていますが、最終的に天井ネットが覆うようにかぶさるので問題ありません。
案内線をピン張りにすると四隅の単管やエスター線にすごく負担がかかります。
最悪、エスター線が切れたり、単管が曲がったり、各部の寸法が狂ったりしてしまいます。
ピン張りしたい気持ちはよく分かりますが、この記事で紹介している材料・建て方ではどうしても限界があります。
ピン張りしたいのであれば、”地面にアンカーを打って、太い単管を斜めに立てて、金属製ワイヤーを専用工具で引っ張りながら組み立てていく”ような作業になりますので材料代や手間が半端ないです。個人のDIYでは難しいと思います。
結果的に防鳥ネットの効能はそこまで変わりませんのでピン張りにこだわりすぎて無駄な投資をしないようにしてくださいね。
もちろん、大規模なブルーベリー畑の作成であれば、また話は変わってくるのですが、今回はあくまで小型の防鳥ネット棚のお話です。
天井ネットと常設部分は別パーツとして設計する
天井ネットは基本的に収穫期間しか取り付けません。その他の期間は取り外しています。
何故かと言いますと、
- 訪花昆虫の飛来を妨げない。
- 雪害を防止する。
為です。
また、台風などの突発的な出来事に対応するためにも、天井ネットは脱着が容易な設計にすべきです。
今回はまだ天井ネットをかけていませんが後日、天井ネットを取り付けた状態も紹介しますね。
最後に
というわけで簡単ではありますが、小型の防鳥ネット組み立てを紹介させて頂きました。
あと1ヶ月もすれば極早生品種のブルーベリーの収穫シーズンがはじまりますので、せっかく育てたブルーベリーが鳥のエサになってしまわないように鳥害、害獣対策をしっかり進めていってくださいね。
時間があれば防鳥ネット棚作成についてちゃんとした記事にしたいと思います。
それでは今日はこの辺で。
バイバイ!
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