2018.1/14追記:ブルーベリー剪定をまとめた新しい記事を公開しました→ブルーベリー 未来へつなげる基本の剪定術
こんにちは。 今回はブルーベリーの剪定について紹介しようと思います。 ブルーベリーの剪定方法は栽培形態や求めるアウトプットによって変わってきます。 ですので、今回は基本的な部分をご紹介したいと思います。
全体像
こちらはサザンハイブッシュ:スターです。 7年生の樹になります。 全体像を見て、どのような形に仕立てるかしっかりイメージしてください。 流れとしては、大きく・太い・不要な枝から切っていきます。
まずは上を
せらす果樹園では防鳥ネットを張っていますので高さには制限があります。 一般の家庭でも、自分の目の高さを超える枝の収穫は難しくなりますので、 背の高い徒長枝や結果枝は切ってしまいましょう。
そして株元を
株元からあまり離れたサッカーや、膝より下に横向きに生えている枝はカットしましょう。 あまり低い位置の結果枝は実が付くと、垂れて地面に触れてしまいます。 また、株元を清潔にしておくと害虫の発生を抑えられます。
外側も確認
栽培スペースからはみ出た枝はカットしましょう。 こちらの写真では枝が通路部分にはみ出ています。 管理作業に支障が出ますので迷わずカットしましょう。
樹の内側もチェック
樹の中ほどにある不要な枝をカットしていきます。 ここで言う不要な枝とは
- 交差枝
- 平行枝
- 徒長枝
- 内向きの枝
- 下向きの枝
- 5cm未満の短果枝
となります。 樹形を見ながらバランスよく仕立てます。
完成!
いかがでしたか? 一番高い枝で1.5mくらいに仕立てています。 ここで重要なのは花芽ありきで剪定しないことです。 良い花芽が付いているからといって切るべき枝を残してしまうと、 翌年以降に樹形が崩れて剪定が大変になります。 あくまで樹形を意識して剪定しましょう。 ちなみにせらす果樹園では出荷メインなので「強剪定&着花数の制限」をしています。 あくまで剪定の一例ですが、基本部分は変わりません。 参考になれば幸いです。
今回のキーワード
①全体像を見て仕上がりをイメージしよう! ②不要枝を先にカットしよう! ③樹形に重きを置いて剪定しよう!
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